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    ～浅田の鬼～
    ～浅田の竜虎～

　この2本は、裏表となっております。
途中までは、同じ話をたどりながら、ラストは違う結末をたどります。

　もともとは、殺陣で芯（主役）と絡み（斬られ役）とありますが、いつも殺陣教室で殺陣は芝居だと、教えているのですが、芯は考えてしても、絡みは斬られればいいと思う方が多く、斬られるほうにも、人生があり、斬りに来ているのだと、そしていろんな葛藤や、思いもあり斬り合いの場にいるのだと、脚本などに、そこまで書き込まれていなくても、振り付けられた手などで、こんな思いで斬りかかっているだろうとか、こいつはきっとこんな性格だろうとか、考えながら、やってみましょうと。

　しかしながら、振り付けを覚えるのが精一杯なのか、なかなかそこまで、考え、そしてそれを表現にまでもって来れないので、勉強の為のテキストとして、絡みの側から、物語を書いてみました。

一本見た方は、もう一本を見て同じ話をたどりながら
違う結末を楽しんで下さい。